マツダのエンジニアリングは地味、でも着実、という話
ひいき目で見ています。オーナーですので・・・・。
マツダの仕事はシビレますねぇ。ようやく次世代「SKY ACTIVE」で電化へ突入という話題なんですが、これまで、簡単に電化を進めてこなかった。もちろん、i-ELOOPのようなエネルギー回生システムなんかを使ったり、トヨタのハイブリッドを持ってきたりとかはありました。
ただ、マツダのスタンスとしては、
「基本のエンジンをもっと磨き上げることができないか」
というところを進めてきていたんですね。
「今さら??」
「もっと早くハイブリッドを進めれば良かったのに」
と言われるかもしれませんが、やはり基本はエンジン。愚直に基本を磨き上げる。
エンジニアの鏡!!
です。私たちもよく言われます。「今さら何やってるの??」って。でも、声を大にしていいたい!
じゃ、いままでのものでいいんですか!?
今までに培ってきたものだけでいいんですか!?
と!!基本ですよ、基本を磐石にしないといいものは作れません!!
ようやくマツダもエンジンの基本性能のブラッシュアップに目処がついたんだと思います。もちろん、まだまだ開発は進めていくとは思いますが、次の工程に行く準備はできた。そして電化、しかも、PHEV。
その流れで先日の報道。
お互いの利害が一致した、ということなんでしょうが、トヨタのハイブリッドやFCVのように、既存技術から、一足飛びに壁を飛び越えて誰もまねのできない境地に着地するようなエンジニアリングの手段もとてもスゴイことだと思いますが、それは、
知力、財力!
のなせるワザ。 やはり、着実に一段一段、積み上げて、足場を固めてから壁を越える。必要であれば、得意なところから力を借りるエンジニアリング。
そういう地道さが、結果、いいものを作り上げると信じたいです。