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EVとスマホの憂鬱

スマホの電池切れはこの上ないショックで最低な出来事であって、それはトラウマになるのです。

 

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電気自動車が普通に街のあちらこちらで走っている、という未来は21世紀が16年目に入った現在も到来していません。
 

www2.deloitte.com

電気自動車(EV)など次世代車に関する消費者意識調査」では、EVの認知度は82%と年々低下しており、それに準じて購入意向は2012年の17.9%から2014では13.8%まで低下し、更に低水準になっています。

 
レポートでは、購入意向が低い理由を
 
「価格」「航続距離」「充電インフラ」において、従来のガソリン車と同等レベルを一貫して求めており、これがEVの購入検討意向を下げる三大障壁となっている。
 
と分析していますが、価格については補助金を考慮するとそんなに高くはないレベルだと思いますし、リーフの航続距離は228km、そこそこ走る上、充電インフラも普段は自宅、外出先では日産のディーラー始め、全国で1万2千箇所以上、ガソリンスタンドの1/5程度まで増えています。
ま、ガソリン車と同等までには到達していないですが、そこまでEVを拒絶する理由ではないような気がします。
ではなぜ、電気自動車が敬遠されるのか。
 
フーッ、やっと冒頭の話しにたどり着いた~_~;
 
問題のキーは「電池」。更にいえば「リチウム電池
 
身近なリチウム電池といえば、スマホですよね。気がついたときには電池切れ、世の中から切り離され途方に暮れた経験は誰しもあると思います。
 
だからいつも電池残量を気にして毎日充電、更には充電しながら使用することが当然になっています。
また、数年使うとアッと言う間に電池の持ちが悪くなることもみんな経験していることです。つまり、リチウム電池とは経験上「信頼できない」という刷り込みが出来上がっているのではないかと思うのです。そう、スマホのトラウマが影を落としている。
 
だから、EVの航続距離がいくら長くなっても、インフラがいくら整備されても、電池の信頼ができないからなかなか購買意欲が湧かない。誰しも大枚はたいて人柱にはなりたくない。
 
ということでEVの普及は・・・このままでは難しいのかなと思わざるを得ないという感じなのですがいかがでしょうか?
 

 

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